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●実績も知名度もあがったけど僕らはまだまだ満足していない。

株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO 日野晃博
▲株式会社レベルファイブ
代表取締役社長/CEO
日野晃博

松山:「GAME FACTORY FUKUOKA」開催が2003年、GFF設立は2004年。
僕ら3人はそれに向けて、その前から相談し合ってきたから、10年くらいは一緒にやってきていることになりますね。

山倉:10年…。早いですね。当時、うちは社員10人くらいだったし、お互いに会社としても大きく成長してきましたよね。

松山:よく、特に東京の人から「GFFってスゴイよね」って言われるじゃないですか。
我々の活動とともにGFFの認知度もあがってきたと思うけど、うちらまだ一つも満足してないし、足りていないところもたくさんある。もっと速度も上げていきたいし、もっと特別なことをやっていきたいって、常々言っていますよね。


日野:変化もしているし、福岡のクリエイティブ企業も増えてきたけど、もうひとつ絡めてやっていけていないところがある。
それをどうしていくかがGFFとしてのこれからの課題ですね。最近のゲーム業界は、正直言って良い状況ではない。もっと何とかしていかないと。これは福岡の問題ではなくて、業界全体の問題。そういう状況の中、福岡でこうやって力を合わせて何とかしようというのは面白いと思います。
●実績も知名度もあがったけど僕らはまだまだ満足していない。

松山:3、4年前、関西の「GIPWest」が「GFFのことを教えてほしい」と福岡に話を聞きにきたことがあったけど、日本中にGFFのようなものができたらいいねと言っていたことが現実になってきているのは凄く嬉しい。GFFは福岡の企業じゃないと交流が持てないわけじゃないから、福岡以外の企業や人にも、GFFを利用したいとか、役立てたいと思ってほしいですね。

日野:ここまでやってきて、GFFって何だろうって振り返ったときに、やっぱり“関係”だと思ったんですよね。会社同士の繋がりがあることで、危機を脱出できるかもしれないし、新しいビジネスを生み出すかもしれない。その関係を持っておくことで、気持ち的にも助けられています。

松山:8/23に発表した、劇場版3Dアニメーション「ドットハック」の制作に、レベルファイブさんのモーションキャプチャースタジオを使わせていただいたんです。この作品の舞台が福岡県柳川市。GFFの繋がりがあったからこそできたことがたくさんあります。

株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役社長 松山洋
▲株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役社長
松山洋

日野:関係が継続しているからこそ、気兼ねなく相談し合える。当然、ライバルはライバルとして切磋琢磨するけれども、助け合うところは助け合う。それがGFFのメリット。もっと繋がりたいと思ってくれる企業が増えるといいですよね。
●情報過多の時代の中で正しい情報を発信していきたい。

松山:ツールが安価になり、テクノロジーも格段に進化したので、割と誰でもゲームが作れる時代になっているけど、逆に情報が多すぎ。GFFとしては、この業界をめざしている人、これから頑張ろうという人たちに、正しい情報を整理して伝えてあげたい。
ゲームは人の心に勇気を与えたり、暗い気持ちを明るくできる。これは病院に行っても処方してもらえない薬。そういう魅力的な仕事ということを伝えていきたい。

日野:人を救う仕事だよね。

山倉:いいリアクション、悪いリアクション、いろいろあるけれど、いいリアクションに出合えたときは、制作中がどんなに過酷で辛いことがあっても、全て水に流せてしまうし、その上、喜びがある。これは、他の仕事では決して味わえなかっただろうなって思いますね。

松山:人材の発掘や新人教育についてはどう感じていますか?

株式会社ガンバリオン 代表取締役社長 山倉千賀子
▲株式会社ガンバリオン
代表取締役社長
山倉千賀子

山倉:インターンシップやゲームコンテストは凄くいいきっかけになっています。インターンシップから入社する人も増えてきました。インターンシップで来られた方は就業意識が高くて意欲的なんですよね。また、GFFや福岡ゲーム産業振興機構主催のセミナーやイベントがたくさんあるのもありがたいですね。社内教育+αの教育の機会があるので、他の地域よりも恵まれた環境だと思います。
●福岡のゲームファンを増やす”アキバ化”計画始動!?

日野:僕らの今の活動はセミナーとかイベントを通して“教える”ことが中心になっています。でも最近思うのは、ゲーム業界、エンターテインメント業界の裾野を拡げることが大切なんじゃないかと。今はまだ「ゲーム会社が福岡にあることは知ってるけど、違う世界の技術者が専門的にやってるんでしょう?」っていう感じ。これからは、福岡の中でのファン作りをしていかないと。

松山:業績は上がっているし、業界に携わる人口は増えたのに、福岡は他のエリアよりゲームの売れ行き本数やテレビアニメの視聴率が低い。福岡のファンが少ないのは凄く残念ですね。

日野:何かきっかけがあれば、秋葉原みたいな街があると大きく変わるかもね。

山倉:そこに行けば九州中のゲームファンと情報交換ができるとか、最新情報が手に入るとか。

松山:福岡にはそういう場所がないから、ゲームが好きでも個々に楽しむだけになってしまっている。そこをオープンにできる場所。天神の一角を秋葉原にしてしまうっていうのはどう?

日野:確かに福岡の人たちは、アニメやマンガ、ゲームが好きでも、なかなか好きだという気持ちを表に出したがらない。

山倉:そういう方々が、堂々とゲームを好きといえる場所をつくりたいですね。

松山:そこにファンが集まるなら我々にも必然が生まれる。イベントや原画展をしたり、声優さんを呼んだりということもできるはず。

山倉:じゃぁ、うちは店出そうかな。

松山:GFFタワーを造ろうっていう話もあるけど、これは僕らの問題。ゲーム会社が一つの場所に集まると便利だよねということ。それとは別に、ファンが集まれる場所、ファン層を拡げていける場所をつくることが先決ですね。

日野:そう。分母を拡げないと。10年やってきて、やっとわかった(笑)。これからGFFは、福岡のゲームファンを増やす活動に力を入れてやっていきます!

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